「 糖尿病網膜症 」 とは

軽度の糖尿病でも発症します

糖尿病網膜症とは糖尿病が引き起こす目の血管病です。

目の奥で毛細血管がつまったり、血管の壁が破れたりします。
治療せずに放置すると失明する事もあります。

どんな症状なの?

初期段階での自覚症状はありません。

糖尿病の方が見えづらくなってきたり、急に飛蚊症が増えたと感じたら、
それは末期状態の可能性があります。

糖尿病の治療をしているから大丈夫…? 

糖尿病をお持ちの方は誰もがかかる可能性があります。
「私は軽度の糖尿病だから大丈夫」 「今ちゃんと見えてるから平気」は非常に危険です。

もちろん血糖コントロールは重要ですが、眼底の状態は眼科専門医の検査で初めて診断できるものです。
糖尿病手帳には眼科医の所見欄が設けられていることをご存知ですか?
糖尿病と目の健康は密接な関係にあるのです。

治療すれば治る?

視力の回復は難しいですが、
治療によって病気の進行を遅らせることが出来ます。

末期状態になると手術することも困難になります。
末期状態まで放置し、治療せずにいると2~6年後には失明してしまいます。

レーザー光線による手術

治療の一つとして、網膜にレーザー光線を当てて、
悪い部分を消滅させる方法があります。

山口祐司院長 日本眼科手術学会 認定番号5136

糖尿病の方は自覚症状がなくても必ず眼底検査を

何年も前から糖尿病の治療をしているにも関わらず、
多くの方が一度も眼底検査を受けていないのが現状です。
視力低下等の自覚症状が無いために眼科受診を後回しにされていると
思われますが、これは大変危険な自己判断です。     

糖尿病網膜症を早く発見し、
早期に治療することで将来の視力を守ることが可能です。


糖尿病の診断を受けたなら、
すぐに定期的な眼科専門医の検査を開始しましょう。

山口祐司院長 日本眼科学会眼科専門医 認定番号14358

当院では検査した眼底をカラー写真で印刷することが出来ます

検査結果を明確にすることによって、内科との連携医療に有効です

山口祐司院長 日本糖尿病眼学会 認定番号1106